定期運行終了後、臨時として生き残り27年にも及ぶ長旅にピリオドが打たれた北斗星。
「消える」ことにあまり実感が沸かないものの、もう撮れないという現実に意気消沈している。
最期の思い出づくりにと、乗る、撮る、駅で迎え見送るなど、人それぞれの葬式をしたことであろう。
私は、撮る事で別れを告げた。
北斗星 黒川面縦

前日、栃木県内で師匠と合流して最終上りに備えた。
最期は天候に関わらず、豊原~白坂の黒川鉄橋で撮影すると決めていた。

撮影地に着くと既に多くの同業者がスタンバイしていた。
多くファンに見守られながら県境を疾走する北斗星は、どこか寂しそうであった。

その後、師匠に無理を言ってまで「ワシクリ」まで追っかけをし、見事間に合ったが、一般人がアングル内に入ったため割愛。

やるせない葬式にはなったが、最期に勇姿を見届けられて良かった。

ありがとう、北斗星。